真っ黒になったMagic Keyboard【Blackout sticker Pro レビュー】
iPad用のMagic Keyboardに、ファーイーストガジェットさんの『ブラックアウトステッカー Pro』を貼り付けてみました。今回は使用感などをざっと記していきます。
開封した
どのようなパッケージングがされているかは、今回撮影していません。なのでいきなり開封後の写真をご覧いただきます。
商品名に『ステッカー』と銘打っている通り、キーボード1つ1つの大きさに対応したステッカーが台紙に張り付いています。ちなみに、下部にはスペアステッカーが用意されています。
ステッカー表面は、手で撫でるとほんの少しだけ抵抗を感じる仕上がりになっています。
貼り付けた
さて、ここからが本番です。ステッカーをキーに貼り付けていきます。
こういったステッカーにありそうな「ガイドに合わせれば簡単貼り付け!」のような構造はなく、1枚1枚を丁寧にキートップに貼り付けていきます。めっちゃ手のかかる子です。
MacBook Proを迎え入れた時も同様の作業を行っていましたが、その時と比べると体感的にはテンポよく貼り付けられたと思います。やはり慣れるもんなんですかね。
ただそれでも20分はかかっているため、はじめて貼り付けしようとしている方は1時間は余裕を持っておきましょう。(笑)
アルファベットキーを残した状態で写真をパシャリ。ぶっちゃけ、
(これはこれで悪くないんじゃない...?)
なんて思ったりもしましたが、Macには全て貼り付けているため、とりあえず最後まで作業を続けました。
ちなみに、個人的に貼りづらいなと感じたのが「Spaceキー」と「穴付きのステッカー」。
前者は単純に長すぎてステッカーが持ちづらく、位置合わせに苦戦していました。まあ元々無刻印のキーなので貼らなくてもいいんじゃないかとは思いましたが(笑)。
後者はシールのくり抜き部分を取り除くのに苦労しており、その影響でステッカーに小傷が入ってしまうこともありました。こうして振り返ると、僕って想像を絶する不器用ですね...。
そんなこんなで苦戦しつつも、なんとか貼り終えました。ひどく位置がずれることもなく、不器用なりには頑張った方ではないかと思います。
光らせてみた
Magic Keyboardにはバックライトが付いているので、実際にiPadを装着して、キーボードを光らせてみました。
貼り付ける前(右側画像)はキーの印字がバックライトによって照らされ、暗所でも快適にタイピングが行えるようになっています。これはこれでかっこいいな...。
一方、貼り付けた後(左側画像)はキー印字がステッカーによって隠れるため、バックライトがついたとしても当たり前ながらキートップは真っ黒なままです。
しかし、キー外周から光が漏れ出ることによって、キー1つ1つの場所が把握できるようにはなっているため、バックライトが全くもって無駄になるわけではありません。
結構人によって好みは分かれるところですが、個人的には貼り付けた後のバックライトの光り方がかっこいいなと思っています。
いいところ / いまいちなところ
【いいところ】
- キーボードに慣れる
キートップを見たところでなんのヒントも得られない状態になるので、ブラインドタッチを意地でも習得するには悪くないのかもしれません。現にステッカーを貼り付けたMacのキーボードで、僕はタイピングに多少慣れることができました。 - 視覚的なノイズが減る
キーの印字がなくなることで、視界に入る情報がわずかに減るため、貼り付け前よりも(多少は)タイピングに集中できます。 - キートップのテカリ予防になる
長い間使っていると、キートップに皮脂が染み付いてテカってしまったり、傷が入ってしまったりすることがあるかもしれませんが、ステッカーを貼り付けることで保護できる上に、スペアステッカーも付属しているので、万が一ステッカーに傷や汚れがついたとしても貼り替えられます。 - 他人のイタズラ防止になる
例えばiPadを使用中に離席したとして、第三者が勝手に使用しようとしても、キートップが見えないため、まずそこで怯ませることができます(笑)*1。適当にキーを打ちはじめたらそれまでですが、まあでもないよりはあったほうがいいかもしれませんね。(「怯まなかったぞ!」といったような苦情は受け付けません。) - 純粋にカッコいい(笑)
これに尽きますよね(笑)。男子って単純な生き物*2ですから、仕方がありません。カッコよければそれでいいんです(笑)。
【いまいちなところ】
- 全てのキーを把握しておかないといけない
キートップを隠すので当たり前のことですが、何も書いてないキーを打って文字を入力することになります。ヒント付きのステッカーもありますし、内容物としてキー一覧が付属していますが、いずれにせよキーの位置(特に記号)はある程度把握しておかないと、結構痛い目を見ます。
キーボードが届いてすぐに貼り付けるなどもってのほかです。(←盛大なブーメラン) - 貼り付けにとても手間がかかる
製品の特性上、致し方ないところではありますが、やはり貼り付けにそこそこの手間と時間を要してしまいます。ただ、ちまちまと作業した後の達成感はかなりあります。
【おまけ】Magic Keyboardが手元に来るまで
iPad Proを購入してからずっと、外付けのキーボードとして「Smart Keyboard Folio」を使用していました。直近でも、そのキーボードで書いた記事を公開しています。
そんな中、友達の1人が最近 iPad Air(第4世代) を迎え入れたそうで、外付けキーボードの話をあれやこれやと話しているうちに、僕の「Smart Keyboard Folio」を譲ることになりました。そんなきっかけから、「Smart Keyboard Folio」を 追い出して「Magic Keyboard」に入れ替えることになりました。
新品で買うとなると、学割を効かせても32,780円(税込)とお財布へのダメージが尋常でないため、中古のモノを迎え入れることになりましたが、それでも税込みで23,000円と、キーボードに払うべき金額なのか未だに振り返ってしまいます。
ただ、運がよかったのか商品の状態は予想以上に良好で、キーボードの不良も見受けられない、いわば「当たり」の個体でした。
早速この記事を「Magic Keyboard」で入力しているところですが、今のところキーボードの打鍵感も個人的には好印象で、結果としてはいい買い物ができたと言い聞かせています思っています。
終わりに
『ブラックアウトステッカー Pro』は今年の2月にMacBookに貼り付けて以来ずっとお世話になっていますが、iPadでもお世話になる日が来るとは...。
キーボードの無刻印化は結構勇気と根気がいる行為ですが、やってみることで、キートップの汚れ防止になったり、少しずつブラインドタッチができるようになったりと、今後の生活に少しでもプラスになる効果が期待できます。
あなたも無刻印キーボード、はじめてみませんか...?
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
また次回の記事で、お目にかかりましょう。
*1:僕の周りの友人のみにはなりますが、ステッカーを貼り付けたMacBook Proにてこの効果が実証されました(笑)。
*2:単純の度合いには個人差があり、中には一筋縄ではいかない男子も存在することをあらかじめご了承ください。