切れハシろぐ

日々の切れハシ、ぽつぽつと。

便利だった、だったけど...【LINKA Smart Lock レビュー】

...どうも、ご無沙汰です。

2月7日まで潜ると言って、気がついたら3月9日になっていました...。レミオロメンのあの曲が聴きたくなりますね...。

実は2月は身の回りが結構忙しない状態で、ここにきてようやくひと段落つけたので、ブログにこっそりと戻ってみました。また今日からぼちぼちではありますが、よろしくお願いします。


自転車に取り付けるスマートロック「LINKA Smart Lock」を使ってみました。今回はその使用感なんかをつらつらと記していけたらと思います。

スペック

ポート: microUSB(Type-B) (充電用)

サイズ: 幅13.4cm × 高さ15.2cm × 奥行き3.3cm(メーカー公称値)

Bluetooth: ver 4.2, 最大30m

センサー類: 3軸加速度センサー, 温度センサー

耐久性: IP56規格準拠

動作温度: -20℃〜65℃

正直、自転車用のスマートロックレビューにスペックを書く必要があるかは悩みどころですが、とりあえず載せておきますね。

使ってみた

自転車に装着

早速装着してみましょう。(写真撮ったの最近ですけど。)

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上が見切れている...

見ての通りですが結構ゴツいため、存在感を感じます。
写真では見切れてしまっていますが、上部に状態を示すLEDインジケーターが付いています。ただ昼間はめっちゃ視認性が悪いです...。

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耐水性が担保されてるか怪しい閉まり方のキャップ

左側面には充電用のmicroUSB端子、を保護するキャップが見えますね。届きたての頃から閉まりが悪いのですが、個体差なのでしょうか...謎です。

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ちなみに開けるとこう。

ちなみに個人的には時代遅れ感が否めないmicroUSBでの充電方式ですが、上位機種である「LINKA LEO」シリーズは何故か独自規格のPOGOピンによる充電方式に変更されているため、どちらかと言えば汎用性の高いmicroUSBの方が好ましいですね。Type-Cはどこへいったのか

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こちらも耐水性があるか怪しい電源ボタン

右側面には電源ボタンが備えられており、本体で行う操作はこのボタンのみで行います。

施錠してみた

施錠は「本体の電源ボタンの操作」もしくは「LINKAアプリ」で行います。

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GIFにしてみた

実際に本体の電源ボタンで施錠してみます。
電源ボタンを2回押すと、リングが動いて施錠が行われます。スポークに当たらず*1無事に施錠が完了すると、ブザーが鳴ってロックしたことを知らせてくれます。

いいところ / いまいちなところ

いいところ

1. ボタンで解錠/施錠がラク

今までは、小さな鍵を抜き差ししたり捻ったりしてロックしていましたが、ボタン操作になったことで手間が省けたように思えます。
スマホが近くにあるときは基本的にボタンの2度押しで解錠/施錠ができますし、もし手元になくても予め設定したパターンに合わせてボタンを押すことで解錠できるので、手袋をしたままでも扱うことができます。寒さが厳しい今の季節には本当にありがたいポイントです。

2. (手ぶらでの解錠が革命的にラク)

記事執筆時点では使えなくなってしまった機能なのでカッコをつけていますが、「Auto-Unlock(自動アンロック)」機能が本当に便利でした。
これは『スマートフォンで施錠した後に一度自転車から離れ、再度近づくと自動で解錠してくれる』機能なのですが、これが実際に使ってみるとなかなかに良い。何も操作しなくても勝手に鍵が解錠されるので、特に手袋をつけているときはそのありがたさが身に染みます。(セキュリティがうんぬんと言われたら何も言い返せませんが。)
本当に便利な機能でした...。

いまいちなところ

1. 言うてそんなに電池は持たない

たまたまガッツリと使用していたのが冬真っ只中だったからかもしれませんし、それに設定によって多少の変動があることは重々承知していますが、それにしたって1か月で電池切れは早すぎる気がします...。最近は(暖かくもなり、自動ロック機能を使えないこともあってか)2か月前に満充電したきりで問題なく稼働してくれていますが、正直まだバッテリー消費の不安は拭いきれていません。

2. 取り付け穴が微妙に合わなかった...

自転車側の穴とロックの取り付け穴が微妙に合わず、そのままでは少々ぐらついてしまいます。一応結束バンドが付属しているので、それも用いて強く固定をしている状態です。まあ、アメリカ生まれのスマートロックを日本の自転車に取り付けているわけなので、少々無理があるかなと割り切っているところではありますね...(笑)

3. 会社の体質が若干不安...

これはおまけで記していきますね。

おまけ: LINKAアプリのアプデ事件

ある日の朝、いつものように自転車に乗って出かけようと、LINKA Smart Lock(以下「LINKA」)の電源ボタンを押して解錠しようとしました。

しかし、数十秒待っても一向に解錠されないのです。そこで、

(あっ、もしかしてアプリが更新されたか...起動しなおそ。)

と思い立ち、アプリを起動してLINKAと接続し、スマホをロックしました。自動で解錠してくれるのを待とうとしたのです。

...すると、LINKAから「接続切れ」の音が鳴りました。

...

...えっ...?

...どうした...故障か...?

...もしくはなんかアプリ更新でよからぬ変更がされたか...?

いろんな可能性が頭をよぎりましたが、とりあえずApp Storeを確認して、LINKA Appの更新情報を見てみました。すると...

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...これは...

えっ、自動ロック周りがなんか弄られてる...?

ということで、急いでアプリの設定画面を確認してみると...

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...これは...(2度目)

項目が...消えた...?! しかもさりげなく消音設定も消えてる...

...どうやら、寝ている間にアプリがアップデートされて、その変更点として自動ロック機能の抹消があったみたいです。しかもバックグラウンドでのアプリの挙動が変更されてしまったようで、アプリを起動しているとき以外では接続しないようになってしまっていました...。

さらにサポートページで情報を収集しようとしても、記載されている情報は最新バージョンのアプリとは異なる古い内容で、ますます謎は深まるばかり...

そんなこんなで、結局自動ロックは諦めて、ボタンをパターンに合わせて押す方法で使用していますが、「このメーカーのユーザーに対する姿勢はどうなっているのか」と感じざるを得ない、そんな出来事でした。

おわりに

自転車のスマートロックはまだまだ歴史が浅く、今回手に取ったLINKA Smart Lockも、ひとつの製品としてはまだまだ未熟と感じざるを得ないものですが、それでも今までになかった便利さを日々の生活に与えてくれます。

新型が出たら買い換えるかと言われたら現時点では微妙なところですが、せっかくアメリカからはるばると日本にやってきてくれたので、これからもお世話になろうと思います。


最後までご覧いただき、ありがとうございました。

久々にキーボードと向かい合って記事を執筆したので、文章が日本語としてきちんと成立しているのか不安になってきますが、これから徐々に感覚を取り戻して行けたらいいと思っています。

それではまた次回の記事で、お目にかかりましょう。

*1:スポークなどの障害物に当たるなどしてロック動作が行えない場合、ブザーが鳴って解錠状態に戻ります。このときにアプリが起動していると、通知も飛んできます。